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2014年8月

横須賀の細い道

横須賀にはストリートビューでは見られないアップダウンを繰り返す細い道がたくさんあります。
長年住んでいる私でさえ、ひとつ間違えると迷子になります。
今日は夏休み最後の日、大分しのぎやすくなったので少し歩いてみました。

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近藤くん

洗足の第一期卒業生の近藤裕明くんが遊びに来ました。
卒業後、神奈川新人ギターリストオーディションに合格し、
現在はヤマハ音楽教室の講師のかたわら、フルートとのアンサンブルなどで演奏活動をしているそうです。
ギターも聴かせてもらいました。相変わらず端正で品の良い音楽をしています。
写真を取り忘れたので、送ってもらいました。最近行った北海道旅行のものだそうです。

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リコーダー

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ブリュッヘンの訃報に接して以来、気になっていたリコーダーを引っ張り出しました。
実はその昔、ケルン音大で副科で習っていました。
昔取った杵柄は全く朽ちていて使い物になりませんでした。
お手入れをして、またお蔵入りです。

バッハの勉強

礒山雅さんの「バッハ=魂のエヴァンゲリスト」を読み始めました。
初期の名作「カンタータ《神の時は最良の時》BWV106」の解説を読みながら、
YouTubeでTon Koopman指揮The Amsterdam Baropue Orchestra & Choirの演奏を聴きました。
便利な時代になったものです。

https://www.youtube.com/watch?v=2i5O923PzeQ

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朝はFM

今日の朝はNHKFM西村朗さんの解説でブルクミュラー、バイエル、チェルニー、ショパン、リスト、ブラームス、バルトーク、リゲティなどなどのピアノ練習曲を聴かせてもらいました。
ギターだったら、カルリ、ソル、ジュリアーニ、カルカッシ、コスト、レゴンディ、タレガ、バリオス、ヴィラ=ロボス、ブローウェル・・・
練習曲たくさんやりましょう!
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追い込みです。

月刊「現代ギター」10月号に「ギターにおけるトレモロの歴史」を書くよう依頼された。
「アルハンブラの想いで」に代表されるトレモロ奏法がいつ頃どのように現れ発展して来たか・・・
なんとか形にはなったが、取り上げた曲が多いので弾いてみるのが大変!
明日が締め切り!

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木村眞一朗くん第1位

昨日、星陵会館ホールにて行なわれた第39回GLC学生ギターコンクールにおいて、
洗足学園音楽大学3年の木村眞一朗くんが大学生の部第1位に入賞しました。
木村くんは同コンクール高校生の部で2位と3位、昨年の大学生の部で第3位を受賞していますが、
今回晴れて第1位に輝きました。おめでとう!

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木村泰司の西洋美術史

「木村泰司の西洋美術史」学研パブリッシング
2012年に行なわれた12回にわたる泰西会と横浜の朝日カルチャーセンターの「西洋美術史」連続講義をもとに書かれています。
良く知られた名画をヨーロッパ世界がおかれた政治的、宗教的、美学的観点からみごとに読み解いていて、興味深く読みました。
ただ、残念なことに、文字化け、年代の誤り、記述の矛盾等が多く(特にⅩ Ⅺ Ⅻ章)いささか興を削がれました。
 

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デュオ・アルスター

マンドリンの児嶋絢子さんとギターの槐智明くん(デュオ・アルスター)が、9月13日(土)東京ルーテル市ヶ谷センター音楽ホール(19:00開演)でのデビューCD発売記念リサイタル(原もトリオで客演)の練習のため教室に来てくれました。編集が出来上がったCDも聴かせてもらいました。とてもいい感じです。

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パウゼ

フェイスブックに載せたら好評でしたので、ブログでも紹介します。

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この譜面台兼ギタースタンドは30数年前、画家の梅田英俊さんが作られたものです。
梅田先生は1964年に文藝春秋漫画賞を受賞した鬼才です。
また、ギターが趣味で家が近かったこともあり、親しく行き来させていただいていました。
ある日彼のアトリエを訪ねると、見慣れないギタースタンドにギターが置いてあります。
よく見ると、譜面台にもなっているではないですか! うかがえば、先生の考案、しかも
手作りだそうです。その場で、ずうずうしくも私にも作ってくださるようお願いし、
その上、わがままなアイデアをたくさん取り入れていただき本作が完成しました。
ギターに優しくというコンセプトで、釘などの金属は一切使わず、ボンドと木釘で組み立てられました。
ギターを支える部分はセーム革を三つ編みにして貼ってあります。高さの調節も出来るようにし、
台の上のものが落ちないように細い木を貼り、木製の楽譜押さえ(左側は欠損)まで付けました。

そうこうしているうちに、この譜面台兼ギタースタンドをギターを弾く人達に広めようと
いう話になり、現代ギター誌に広告を出して「パウゼ」という名前で発売することになりました。
そのために梅田先生は家の物置を改造して工房を作り材料も仕入れました。彼の才能は本当に
マルチでいろいろな工具というか機械をご自分で作られて、またたく間に数十台を完成させてしまわれました。

ところが、仕入れた材料の乾燥状態が悪かったようで、何日か経つとゆがみやねじれが出て、
商品にはならなくなってしまったのです。それでも十数本は狂いのないものが出来、注文してくださった方々
にはお渡しすることが出来ました。結局、2.000本売ってギター専用のミニホールを作るという先生の夢は
叶いませんでしたが、以来30数年ずっと私の練習とレッスンの大事なパートナーとなっています。