教室日記
ソル全練習曲
サブスク登録されたCD紹介第13弾
ALCD7272-7275(4枚組)
ソル/ギターのための全練習曲/原善伸
Disc1 Op.6 - Op.29
Disc2 Op.31
Disc3 Op.35 - Op.44
Disc4 Op.60
録音:2020年7月1-2日、11月27日
2021年1月12-14日
@五反田文化センターホール
鳥が飛ぶ 佐藤弘和作品集
サブスク登録されたCD紹介第12弾
ALCD-7208 鳥が飛ぶ-佐藤弘和作品集
演奏:原善伸 鈴木大介 大萩康司
2016年11月8-9,18日@神奈川アートホール 2017年1月18日@相模湖交流センター
音楽のエッセイ/ギターソロのための作品集(全24曲) 演奏:原善伸
4つの小品/ギター二重奏のための
演奏:鈴木大介 原善伸
夏野原/ギター三重奏のための
演奏:鈴木大介 大萩康司 原善伸
カルカッシ完全ギター教則本
サブスク登録されたCD紹介第11弾
ALCD-7228,7229 カルカッシ 完全ギター教則本 原善伸
録音:2016年6月28-30日&7月1 日
相模湖交流センターホール
Disc1 カルカッシ 完全ギター教則本
第1部〜22曲 第2部〜20曲
50の漸進的小品集No.1〜18
Disc2 No19〜50
偶然手に入れた「カルカッシ ギター教則本」の初版復刻本を調べていたら、 現在日本で流布しているカルカッシ 教本と音の違いを多々見つけました。その原因を探るためFBで古い「カルカッシ 」をお持ちの方をお尋ねしたら、多くの方が貴重な「カルカッシ 」をお貸しくださいました。おかげで思いもかけなかった「カルカッシ 」変遷の 歴史を知ることが出来ました。同時に原典に準拠した上谷直子訳の「カルカッシ 完全ギター教則本」(コメント欄)も現代ギター社から出版できました。当初CD付きの楽譜を想定していましたが、私がカルカッシ の 美しい旋律に魅了され、独立したCDとしたくなり、コジマ録音に話を持ちかけ実現しました。特にDisc2後半の変則調弦や特殊奏法など楽しい曲がいっぱいです。
ギターラxギターラ
サブスク登録されたCD紹介第10弾
ALCD-7186 ギターラxギターラ
原善伸&鈴木大介
グラナドス/ゴエスカスの 間奏曲
ファリャ/スペイン舞曲第1番
アルベニス/コルドバ
プーランク/シテール島への船出
ラヴェル/亡き王女のためのパヴァーヌ
ソル/アンクラージュマン
カルリ/対和風二重奏曲第2番、セレナーデ第1番
録音2014年5月13-15日
@相模湖交流センターホール
私と鈴木大介氏による二重奏アルバム。
大ちゃんとはちょうど20才ちがいの年の差デュオです。録音は相模湖畔の 静かなホールでしたが、近くに手頃な宿泊施設がないので、八王子まで戻って泊まりました。旅慣れしている大ちゃんの嗅覚で、なかなか良い寿司屋を見つけました。
この録音から遡ること4年、2010年3月私が定期的に行っていた横浜みなとみらいホールでのリサイタルに大介氏をゲストとしてお呼びしました。第1部は私のソロ、第2部で大介氏との二重奏の予定だったのですが、コンサート直前に私が椎間板ヘルニアを発症し、かなり危機的な状況となりました。当日、ソロの部を全部変わってもらい(まあ鈴木大介の ソロなら聴衆も納得するだろうとの思惑もあり)、舞台袖まで車椅子移動で、なんとか二重奏だけ演奏しました。袖から舞台中央の椅子までが異様に遠く感じました。演奏時の記憶は全くありません。
このアルバムは、そのリベンジの 気持ちを込めて企画しました。晴れて2015年4月に同じ横浜みなとみらいホールでCD発売記念のデュオリサイタルを開くことが出来ました。
ラルゴ
サブスク登録されたCD紹介第9弾
ALCD-7173
タレガ/2つのマズルカ
ソル/幻想曲Op.7
メルツ/ハンガリー幻想曲
タンスマン/カヴァティーナ
ラウロ/4つのベネズエラ・ワルツ
ディアンス/サウダージ第3番
ルビーラ/エチュード
2012年8月7-9日@相模湖交流センターホール
サラバンド
サブスク登録されたCD紹介第8弾
ALCD-7160サラバンド〜原善伸 ギターリサイタルVI
2011/5/2-4 相模湖交流センターホール
ヘンデル/サラバンド
ソル/モルソー・ド・コンセールOp.54
リョベート/アメリアの遺言、盗賊の歌
トゥリーナ/タレガ讃歌、ファンダンギーリョ、セビリア幻想曲
ブローウエル/11月のある日
イルマル/バーデン・ジャズ組曲 ✳︎
マンシーニ/ムーンリヴァー
2011/5/2ー4 相模湖交流センターホール
2011年8月ジャカルタの在インドネシア日本大使公邸でコンサートを行いました。そこで弾いた「バーデン・ジャズ組曲」が来賓のインドネシア音楽界の顔役P.G.氏の目(耳)にとまり、ジャワ・ジャズ・フェスティバルで弾かないかとお誘いを受けました。スティービー・ワンダーやパット・メセニーも出演するアジア最大のジャズフェスティバルとの事でしたが、ジャズは全くの門外漢だからとお断りしました。しかし帰国してからもメールで依頼があり、鹿取大使からも口添えがあったので、プログラムはクラシック中心でお任せいただく事でお受けしました。翌年3月に熱気に沸く広大な敷地の一画でギタークリニックとクラシックギターのコンサートを静々と行いました。
シャコンヌ
サブスクに登録されたCD紹介第6弾
ALCD-7090 シャコンヌ 原善伸ギターリサイタルIV
2004年2月2-3-4日@横浜みなとみらいホール小ホール
フレスコバルディ/アリアと変奏
タレガ/マリエータ、マリア、エンデチャ、オレムス
バッハ/シャコンヌ
バリオス/フリア・フロリダ、ワルツ第4番、最後のトレモロ
ディアンス/タンゴ・アン・スカイ
マイヤーズ/カヴァティーナ
ソル/グラン・ソロ
シャコンヌは以前はヴァイオリンの原曲をそのままギターで弾いていたのですが、よりギターらしさを出したくて、セゴビア版を勉強し直しました。はじめは加えられた和音に戸惑いを感じましたが、だんだんそのロマンチックな表現に惹かれ、ほぼセゴビア編の楽譜通り収録しました。私は密かにこの編曲はポンセによるものか、或いは大幅にポンセのアイデアをセゴビアが取り入れたのではないかと思っています。
私のCDのシャコンヌに関しては賛否両論でしたが、最近ブゾーニ編(ピアノ)が見直されたり、ヴィルへルミ編(ヴァイオリン)のCDが高評価を得るなど近代のバッハ編曲の再評価の動きも出ています。セゴビア編もそのような観点から見直されても良いかも知れません。
ソナタ・エロイカ
サブスク登録されたCD紹介第7弾
ALCD-7120 ソナタ・エロイカ
〜19世紀ギターの響き〜
メレツ/吟遊詩人の調べより、マルビーナへ、不安、夕べの歌、タランテラ
ジュリアーニ/ソナタ・エロイカ
メルツ/エレジー
コスト/リゾンの泉
レゴンディ/夢
2007年6月5-6日@府中の森芸術劇場ウイーンホール
またジャケットネタです。
ナポレオンの肖像を描いたA.アッピアーニに「カロリーナの肖像」という、19世紀ギターを抱いた素敵な女性の絵があります(下の画像)。彼女の大きな目に魅了されて「今回はこれでいきましょう」と提案しました。楽しみに待っていた結果は見ての通り。絵の印象が強すぎると音楽の印象が薄れてしまうとか・・・。要は私の趣味が出過ぎてると思われたんでしょうね。机に飾っておきたかったのにな。
録音に使用したのはアンヘル・べニート(2000年製作)のプティ・ジャンコピーです。もちろん当時は指頭奏法ではなく爪あり奏法でナイルガット弦を張っています。明るい音色でダイナミックレンジが広く、とても良い楽器でした。現在は鈴木大介氏が所有しています。