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教室日記

サラバンド

サブスク登録されたCD紹介第8弾
ALCD-7160サラバンド〜原善伸 ギターリサイタルVI
2011/5/2-4 相模湖交流センターホール
ヘンデル/サラバンド
ソル/モルソー・ド・コンセールOp.54
リョベート/アメリアの遺言、盗賊の歌
トゥリーナ/タレガ讃歌、ファンダンギーリョ、セビリア幻想曲
ブローウエル/11月のある日
イルマル/バーデン・ジャズ組曲 ✳︎
マンシーニ/ムーンリヴァー
2011/5/2ー4 相模湖交流センターホール
2011年8月ジャカルタの在インドネシア日本大使公邸でコンサートを行いました。そこで弾いた「バーデン・ジャズ組曲」が来賓のインドネシア音楽界の顔役P.G.氏の目(耳)にとまり、ジャワ・ジャズ・フェスティバルで弾かないかとお誘いを受けました。スティービー・ワンダーやパット・メセニーも出演するアジア最大のジャズフェスティバルとの事でしたが、ジャズは全くの門外漢だからとお断りしました。しかし帰国してからもメールで依頼があり、鹿取大使からも口添えがあったので、プログラムはクラシック中心でお任せいただく事でお受けしました。翌年3月に熱気に沸く広大な敷地の一画でギタークリニックとクラシックギターのコンサートを静々と行いました。
 
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シャコンヌ

サブスクに登録されたCD紹介第6弾
ALCD-7090 シャコンヌ 原善伸ギターリサイタルIV
2004年2月2-3-4日@横浜みなとみらいホール小ホール
フレスコバルディ/アリアと変奏
タレガ/マリエータ、マリア、エンデチャ、オレムス
バッハ/シャコンヌ
バリオス/フリア・フロリダ、ワルツ第4番、最後のトレモロ
ディアンス/タンゴ・アン・スカイ
マイヤーズ/カヴァティーナ
ソル/グラン・ソロ
 シャコンヌは以前はヴァイオリンの原曲をそのままギターで弾いていたのですが、よりギターらしさを出したくて、セゴビア版を勉強し直しました。はじめは加えられた和音に戸惑いを感じましたが、だんだんそのロマンチックな表現に惹かれ、ほぼセゴビア編の楽譜通り収録しました。私は密かにこの編曲はポンセによるものか、或いは大幅にポンセのアイデアをセゴビアが取り入れたのではないかと思っています。
 私のCDのシャコンヌに関しては賛否両論でしたが、最近ブゾーニ編(ピアノ)が見直されたり、ヴィルへルミ編(ヴァイオリン)のCDが高評価を得るなど近代のバッハ編曲の再評価の動きも出ています。セゴビア編もそのような観点から見直されても良いかも知れません。
 フレスコバルディの「アリアと変奏」もそれまでは、より原曲に近いUE版(シャイト版)を使っていたのですが、シャコンヌに合わせてセゴビア版に変更しました。

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ソナタ・エロイカ

サブスク登録されたCD紹介第7弾
ALCD-7120 ソナタ・エロイカ
  〜19世紀ギターの響き〜
メレツ/吟遊詩人の調べより、マルビーナへ、不安、夕べの歌、タランテラ
ジュリアーニ/ソナタ・エロイカ
メルツ/エレジー
コスト/リゾンの泉
レゴンディ/夢
2007年6月5-6日@府中の森芸術劇場ウイーンホール
 またジャケットネタです。
ナポレオンの肖像を描いたA.アッピアーニに「カロリーナの肖像」という、19世紀ギターを抱いた素敵な女性の絵があります(下の画像)。彼女の大きな目に魅了されて「今回はこれでいきましょう」と提案しました。楽しみに待っていた結果は見ての通り。絵の印象が強すぎると音楽の印象が薄れてしまうとか・・・。要は私の趣味が出過ぎてると思われたんでしょうね。机に飾っておきたかったのにな。
 録音に使用したのはアンヘル・べニート(2000年製作)のプティ・ジャンコピーです。もちろん当時は指頭奏法ではなく爪あり奏法でナイルガット弦を張っています。明るい音色でダイナミックレンジが広く、とても良い楽器でした。現在は鈴木大介氏が所有しています。
 
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現代ギター

「現代ギター」3月号に昨年12月に行った50周年記念リサイタルとCD「ソル/幻想曲」の記事が載りました。どちらも感激するほど嬉しい内容です。とりわけ中川政弘氏には「悲歌風幻想曲は涙なしには聴けぬであろう(中略)」とのCD評をいただきました。
 「現代ギター」が届いた前日、高木裕治さんがFBで紹介されていた「アルハンブラ宮殿物語」が、著者の西川和子さんから送られてきました。和子さんは2年前に亡くなった西川一さんの奥様で、フルートとギターのデュオを楽しむおしどり夫婦でした。生徒でもあり友人でもあった西川一さんは1986年に神奈川新人ギタリストオーディションに合格しています。その時の首席が当時16歳の鈴木大介、次席が高木裕治さん、三席が西川一さんでした。
 その西川さんの愛想曲がソルの「悲歌風幻想曲」で、この曲を弾くたびに彼のことを思い出していました。もし今回の録音にもその想いが伝わったとしたら本望です。
 
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スペインを奏でる

サブスク登録CD紹介第5弾
 
ALCD-7065 原善伸ギターリサイタルIII スペインを奏でる
トゥリーナ/ソナタニ短調
ファリャ/ドビュッシー讃歌、
鬼火の歌、魔法の輪
モレノ=トローバ/ソナチネ
アルベニス/朱色の塔、セビーリャ
グラナドス/スペイン舞曲第5番、
第10番、ゴヤの美女
2001年4月5、6日@三鷹市アートセンター
 このCDには苦い思い出があります。録画の直前、濱田滋郎先生が主宰する「スペイン音楽こだまの会」がCD収録予定曲でリサイタルを開いてくださいました(@R’sアートコート)。終演後打ち上げの時、濵田先生から「グラナドスの10番、音1ヶ所違ってましたね」と言われ、演奏ミスを指摘して下さったと思い「すいません、頑張ります」とか答えたのですが、実は楽譜の音が違っていたのです。私はChanterelleから出版されたU.M.Eの復刻版を使ったのですが、CDなどで先人の演奏を聞かず、原典比較も怠ったのです。レコード芸術誌の批評では浜田三彦先生から「編曲出版譜のミスまで忠実に再現してもらっては困る」とのお叱言を頂戴しました。折角教えて下さった滋郎先生には申し訳なく穴があったら入りたい気持ちでした。
 
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スペイン組曲

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サブスク登録CD紹介第4弾
ALCD-7045「スペイン組曲」
島根恵(ヴァイオリン)
原善伸(ギター)
サラサーテ/アンダルシアのロマンス、プライェーラ
ニン/スペイン組曲
ピアソラ/タンゴの歴史
コレッリ/ソナタニ短調
セナモン/3つの肖像
1997年5月1、2日@三鷹市アートセンター
 島根恵さんとの初共演は1987年6月、藤沢市鵠沼の画廊でのコンサートだったと思います。パガニーニやクライスラー、J.ニンの「スペイン組曲」を弾きました。 その後多くのコンサートでご一緒し、10年ほどしていよいよCDを作ろうということになりました。 
 ブックレットの表紙は演奏者の写真が良いという意見があり、島根家御用達の写真館に参りました。ただ、あまり親密そうでは有らぬ疑いをかけられると島根さんに申し訳ないので、ポーズや視線に大変気を遣いました(勝手に)。出来上がった写真をコジマ録音に渡すと、記念写真みたいでそのままでは使えないとのこと。結局ご覧のように古色をかけ丸い穴を開けられてしまいました。
 恵さんのご子息は音楽博士の称号を持ち、モダンチェロ、バロックチェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバも弾きこなす達人、島根朋史さんです。

ノクターナル

202421623179.jpgノクターナル

サブスク登録されたCD紹介第3弾
ALCD 7038 「ノクターナル」
大序曲(ジュリアーニ)
マルボローの主題による変奏曲(ソル)
アラビア風奇想曲、ラグリマ、アデリータ(タレガ)
南のソナチネ(ポンセ)
ノクターナル(ブリテン)
舞踏礼賛(ブローウエル)
1994年11月29日30日12月1日
@秩父ミューズパーク音楽堂
 秩父の山に囲まれた自然豊かな環境での録音でした。ただ汽車のような形をしたバスが園内を鐘を鳴らしながら遊園していて、その時は一時録音を中断しなければなりませんでした。
 ジャケット画については担当者から「原さん誰か好きな画家いますか」と聞かれて「カスパー・ダビット・フリードリヒ」と答えたのですが、出来てきたのは、満天の星空をバックにルイ・ダビッドの「レカミエ夫人」の顔が真ん中に、周りを天使の羽が包み、何やら製図のような線が描かれている摩訶不思議な絵でした。ダビットを取り違えられてしまったのですが、「ノクターナル」のイメージとも合い、気に入ってこれで行くことにしました。
 さて、30年経って、そのダビッド・フリードリヒの「窓辺の婦人」を先日発売した「ソル/幻想曲」に使いました。ジャケットがいいねと言ってくださる方もいて嬉しいです

寓話

サブスク登録されたCD紹介第2弾
ALCD-7027 「寓話」
飯島和久fl.原善伸gt.デュオリサイタル
J.イベール/寓話&間奏曲
R.シャンカール/魅惑の夜明け
F.プーランク/無窮動
F.ドゥミャ/中世風小組曲
A.ピアソラ/タンゴの歴史
録音1992年5月15,16日@松本市音楽文化ホール。
数年前にフランス留学から帰国した飯島和久さん(現上野学園音楽短期大学教授)とフルートとギターでCDを作ろうということになりました。録音は松本市のザ・ハーモニーホール、700席もある立派なホールでした。
この時の録音旅行で思い出に残ることは、生まれて初めて馬刺しを食べたこと、松本城の天守に登ったため、録音中も足が震えて困ったことなどなど(笑)。
ブックレット表紙はR.シャンカールの曲からインドをイメージしています。
発売記念コンサートは1993年2月12日に浜離宮朝日ホールで行いました。その年の5月には二人でドイツに演奏旅行に行きました。
 
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グラン・ホタ

 
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サブスクに登録されたCDの 曲目などの 情報が知りたいという方がいらっしゃるので、古い録音から順に紹介します。
ALCD-7013 「グラン・ホタ 原善伸ギターリサイタル」
1989年5月11,12日 桃源文化会館(山梨県)録音 使用ギター:サントス・エルナンデス
1 魔笛の 主題による変奏曲(ソル)
2-6 5つの前奏曲(ヴィラ=ロボス)
7-9 大聖堂(バリオス)
10 アルハンブラの想いで(タレガ)
11 グラン・ホタ(タレガ)
12 アストゥリアス(アルベニス)
13 愛のロマンス(ルビーラ)

グラン・ホタの頃

「グラン・ホタ」を作った頃の ことを書きます。 ドイツから帰国して10年、39歳でした。横須賀の 高校で音楽科の主任教員をしていた松土正一さんにそそのかされて(笑)、当時代々木にあったコジマ録音を訪ねました。デモテープを聞いて小島さんはふたつ返事でOKを下さり、早速録音会場の手配等が始まりました。 録音は山梨県白根町(現南アルプス市)の桃源文化会館で700席以上ありこんなに広くて大丈夫だろうかと思ったことを覚えています。 泊まりがけの 録音は楽しく年末には発売の予定となりました。 ところがひと月後に美空ひばりさんが亡くなりCD業界はおおわらわで、半年ほど発売が遅れてしまいました。結局発売記念コンサートには間に合わず、デビュー版ということもあり、皆さん代金先払いで後日発送という感謝感激の対応をしてくださいました。
解説をお願いした濱田滋郎先生が大変気に入ってくださり、以来亡くなるまで親しくお付き合いさせていただきました。 また後日このCDを聴いた音楽ディレクターの 大森昭雄さんから突然電話があり、旭化成の 企業CMのギター演奏を頼まれました。